2003年夏の雨旅

8月13日〜17日。南東北方面へ。

8月13日

寝台急行「銀河」で出発する。「銀河」に乗るのは1990年の臨時列車82号(だったかな?)以来で、これは座席車だったから、実質的には「銀河」利用は初めてといえる。2日前に下段が取れたが、盆なのに8両編成。時刻表をみたら7〜8号車は連結しないこともあるようなので、「盆だから8両編成」と言うべきか。以前はもっと長い編成だったはずだが。大阪発車時には空席も多かったが、新大阪、京都と乗ってきて満員になったようだ。

8月14日

乗り物ではなかなか寝付けない体質だが、途中何度か目覚めたものの少しは寝ることが出来た。「銀河」は定刻通りに東京に着いた。

上野駅でJR東日本が試験サービス提供中の駅構内無線LANを試す。登録は前もってしておいた。大連絡橋のサンディーヌエクスプレスで朝食をとりながら使おうとしたが、アクセスポイントを認識するもののログインまでたどりつかない。店の外で試すと一発なので、店内の電波が弱かったようだ。つながりさえすれば快適で、ニュースサイトなどを一通り巡回してみる。今回の旅ではその後品川や東京でも駅構内無線LANを利用した。今は試験サービスのため無料だが、今後どうなるかはわからない。利用者へのサービスとして無料提供を継続していただけるとうれしいのだが。

上野8時2分発の快速「ラビット」で宇都宮へ。E231系のロングシートなのは残念だが乗り心地はよいので寝やすいのが救い。宇都宮で日光線に乗り換え今市で下車。ちょっと道に迷いかけたがなんとか東武下今市までたどりつく。距離はそれほどでもない。

下今市で西若松まで乗車券を通しで購入。青春18きっぷ1日分より高い。会津田島行き快速は4両のうちの2両。残りの2両は新藤原切り離し。2両編成になる野岩鉄道内はかなりの混雑となる。野岩鉄道はトンネル内の駅もあっておもしろい。山の中を走るが、雨のため緑が濃い。川はかなり水量が増しているよう。ドア横に立っていたが、気温が低く湿度も高いので窓ガラスが曇る。

途中で降りる客もいたが結局会津田島まで立ちっぱなし。みんな会津若松へ行くのかと不安になるが、会津田島下車が多く、接続の会津若松行き普通列車(2両)は余裕があった。会津田島駅の構内はずれに元北アルプス車1両が留置されていた。

会津若松から郡山までは快速ばんだい8号(6両)。猪苗代湖畔臨時駅に停車した。雨にもかかわらず数名乗降客があった。

郡山から福島まで719系普通列車に乗った。この列車は福島行きとなっているが、福島から引き続き仙台行きに化ける。そのまま乗っていてもいいのだが、試しに福島から仙台までバスに乗ってみることにした。20分間隔に出ていて800円(予約不要)なので気軽に乗れる。福島駅前を発車してしばらく一般道を走ったのち東北道に入る。渋滞もなく快走するが悪天候なのでスピード控えめの区間もあった。仙台到着予定時刻の5分前くらいにまだ東北道の山の中にいるので、かなり遅れるのかと思いきや、東北道を出た後トンネルでショートカットし、あっというまに市内中心部に出て、ほぼ定刻に仙台駅に到着したので驚いた。仙台−福島間はJRも快速を増発したり企画乗車券を出して対抗しているが、これではバスに対抗するのは苦戦しそうに思った。

仙台では知人が定宿にしている東横インに泊まる。安くて部屋も広く、朝食込みなのでお得。

8月15日

仙石線は地上発着時代に乗ったものの、地下化されてからはまだ乗っていなかったので(仙台−あおば通は乗っている)、ちょうど来た快速に多賀城まで乗ってみて折り返すことにした。行きは残り少なくなってきた103系。車内は更新されているのでまだまだ使えそうな気がする。帰りは205系で1両ごとにカラーが違う。先日の地震の影響で暫定ダイヤでの運行だが、今日は花火大会のため増発するとのアナウンスがあった。時間があるのでそのままあおば通まで乗った。前に来たときより利用者も増えたような気がする。あおば通から仙台までは地下道を歩く。

前述の仙台−福島の高速バス対抗のために運転されている快速「仙台シティラビット」に槻木まで乗車。すぐの連絡で阿武隈急行に乗車。宮城県側では沿線は一面田んぼだが生育が遅れているような気がする。まだ稲らしい形になっていない。福島県側では文字通り阿武隈川に沿っている。ここも雨のためかなり増水していて、水が濁っている。

福島では福島交通とは同じホームに並んで停車。昼食の後、福島交通に乗って飯坂温泉まで往復した。電車は地方私鉄でよく見かける元東急車だが、他の地方私鉄のように東急時代の車内広告がそのまま残っているということはなかった。

701系乗り継ぎで黒磯までたどりつく。黒磯から新宿まで快速「フェアーウェイ」に乗ろうと、みどりの窓口でたずねたが「今日はありません」とのこと。しまった今日は平日だったか。旅行中は曜日感覚が狂う。仕方ないのでとりあえず普通列車に乗る。

首都圏は大雨でダイヤが乱れてるとのことで、無事に東京に着くか不安になる。このへんはまだそれほど激しい雨ではない。こういう天候だからなるべく早く着くように移動するべきなのだが、腹が減ったので宇都宮で下車してぎょうざを食べる。有名店は行列なので空いている店に入ったが、焼き立てではないものを出され今ひとつだった。

宇都宮から小金井まではE231系の付属編成で、夕方ラッシュ時間帯ということもあって座れない。小金井で増結されたので、ボックスシートに座ることが出来た。

上野到着後に知人と会って夕食の後、蒲田の東横インにチェックインする。仙台より古いが、東京のホテルとしては安いほうで設備もいい。各部屋にLAN端子完備なのもありがたい。

8月16日

翌日の日中所要を済ませている時に、今日乗るはずだった「ムーンライトながら91号」運休の情報が入る。この列車に限らず定期便「ムーンライトながら」なども含め東海道夜行は全滅である。当日は朝から首都圏の各路線のダイヤが大幅に乱れていたが、夜遅い列車だからそのころには大雨も解消しているだろうと思っていたが、早々に運休が決定してしまった。これは困った。大急ぎでネット上で宿を探すが東京、川崎、横浜の東横インは満室。電話帳をあたってみて、以前泊まったことのある宿が目にとまったのでそこにする。御徒町ステーションホテル。

8月17日

何があるかわからないので朝早めに出発することにした。幸い天候は回復しており、列車は定刻通りに運転されている。いつもより早く東京を出たせいか、午後出発に比べて空いている。特に静岡地区で6両編成の列車にあたったのが効いている。ここで3〜4両編成と6両とでは座れる確率がかなり違う。6両編成となれば座席の絶対数が多いというのもあるが、号車によって混雑にばらつきがでてきて、全体としては座席数を上回る乗客が乗っていても、端の号車は座れるということがよくある。浜松−豊橋は座れなかったがそれ以外の区間は余裕で座れ、途中名古屋で寄り道しながら結構楽に大阪まで着いた。


Railway Archives>2003年夏の雨旅 http://hit.vis.ne.jp/archives/2003summer/
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