東北新幹線八戸開業の日

200年12月1日、東北新幹線が八戸まで延伸され、同時に平行在来線が第3セクターのいわて銀河鉄道(以下IGRと略)および青い森鉄道に移管されました

私はJR線の全線に乗車しているため、その状態の維持のために初日に乗りに行きました。私にとってのはじめてのタイトル防衛「線」となります。


出発

当初は「大阪からじゃ東北は遠いし、暮れに時間をかけて行こうか。」と思っていたのですが、検討してみたところ夜行で出発すれば日帰りも十分可能だとわかり、開業日に行くことにしました。

「はやて」号は全車指定なので、行くためには指定券の確保が条件となります。思い立った頃には既に八戸までの通しの席は満席のため、「はやて1号」は東京−盛岡間を確保し、先に第3セクター両線に乗車することにします。八戸−盛岡間は帰りに(上りで)乗車します。開業初日も1番列車以外は容易に指定券を買える状態でした。

まずムーンライトながらで東京入りします。東京到着後、はやて1号発車までの間に、これまた本日開業のTWRの延伸区間への乗車を済ませます。早朝なのに初乗りのお客さんが結構いました。


はやて1号

えきねっとで予約していた指定券を引き取り、ホームに上がるともう「はやて1号」はホームに入線してました。

[写真:東京駅発車案内電光掲示板] [写真:東京駅にて発車待ちのはやて1号]

私の乗った号車はE226-1302で、今回の改正に備えて増備された車両(1000番台)です。乗り心地はかなり良かったです。初期版E2に比べて座席も改善されています。

夜行列車明けでの乗車ゆえに、車内改札省略システムはありがたかったです。安心して眠れました。(もっともそうでなくとも寝たでしょうが。)


いわて銀河鉄道と青い森鉄道

あっという間に盛岡着。まだ10時前です。しばらく休憩の後、IGRに乗車します。ここの改札はJRとは別になっています。IGR盛岡駅の事務室は中の備品も新品ばかりで真新しいです。

[写真:IGR盛岡駅にて]

駅のはずれにある、行き止まりの専用のホームから発車です。よく地方の駅で見られる「JRの駅に乗り入れる中小私鉄駅」的構造になりましたが、元々はJR山田線のホームのはず。

IGR全線乗り放題のフリー切符が発売されていました。IGRと青い森鉄道の境界駅となる目時(めとき)駅までの運賃より安いので即決で購入。

盛岡1113発の普通八戸行きに乗りました。車両は青い森鉄道所属です。車両はJR701系と同一設計ですが一部の座席がクロスシートになっています。当日は好天に恵まれ、クロスシートの車窓から雪化粧した岩手山がきれいに見えました。景色面では今回の旅で一番の収穫です。そういうとクロスシートも岩手山側に配置されています。

[写真:701系車内にて] [写真:701系車内にて]

東北本線名物の、赤い交流電気機関車が引っ張る貨物列車が頻繁に通るのはかわりありません。これらの列車や寝台特急も両第3セクター鉄道には貴重な収入源でしょう。しかし一方でそういう重量級列車の運行に耐えうる線路を維持して行かねばなりません。しかも複線です。特急の運行がなくなり、旅客の通過量はローカル線並になったのに、線路水準は相変わらず主要幹線レベルを求められるのでは運賃が高くなるのも仕方ないのでしょうか。

IGR各駅は駅名票も新品に交換されていましたが、青い森鉄道はJR東日本時代の白地に緑帯のままでした。

青い森鉄道の八戸駅の管理はJR任せで、JR東北本線普通列車とは同一ホーム乗り換えです。八戸駅ではIGRフリー切符のエリアから飛び出したので、青い森鉄道分の運賃を改札で支払って下車しました。


八戸駅

すでにコンコースはお祭り状態です。駅の外も大変な人出ですがかなり平均年齢が高いです(笑)東北の高齢化社会ぶりを実感。

[写真:八戸駅コンコースにて] [写真:八戸駅コンコースにて]

八戸駅では特急つがる号が発車待ちでした。2本並び(奥には新幹線も見える)だったのでパチリ。

[写真:八戸で発車を待つ特急]

駅の構造や規模は新幹線開業後の長野駅と似ているような気がします。過剰装備が目立つ国鉄時代開業区間と違って、整備新幹線世代の駅はコンパクトにまとまっている印象を受けます。

新幹線ホームは2面4線と標準的ですが、通過線側にはホームドアが設置されていました(待避線側は未設置)。また乗車位置目標は各車種分用意されており、急にMAXなどが入線することになっても対応は可能なようです。(実際にあるかどうかはわかりませんが。)

[写真:八戸駅ホームドア]

はやて20号

帰りは行きと違って初期版のE2系です。登場時には赤かった帯はピンクに変更されています。

[写真:E2系]

ホームの端には地元の人が多数見物に来ていて、発車時に手を振ってくれます。

私の乗った号車のお客さんは思ったよりも仙台での入れ替わりが多く、東京まで乗り通す人はむしろ少ないようでした。

特急券は東京まで買っていたものの、上野駅に前日オープンしたさぬきうどん店に寄るために上野で下車。駅のうどんとしてはかなりのレベルであることを確認しました。最後は東京駅からは700系ひかり(まだ乗ったことがなかった)で、新幹線づくしの一日を締めくくりました。1日に1719.8km(営業キロ)新幹線に乗ったことになります。


Railway Archives>東北新幹線八戸開業の日 http://hit.vis.ne.jp/archives/hayate/
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