乗り潰しの知恵


あきらめるな指定席券

指定席が取れなくても、団体枠の余りが放出されたり、キャンセルや変更が出たりすることがあります。あきらめずにみどりの窓口に通えば取れることは多いのです。

直前になれば予定が狂って乗れなくなる人が必ず現れますが、「どうせ満席だ」とあきらめてる人が多くてキャンセルされた分が残りやすいのです。取れなかった場合の善後策も平行して考えつつ、最後まで粘りましょう。


乗り越して安あがり

JRの運賃制度は「遠距離逓減制」といって、基本的には長距離ほど、キロあたりの単価は安いのですが、長距離になると運賃区分が荒っぽくなり、ちょっと距離が増えただけで、上がる幅も大きくなります。もし乗車距離が1001.5キロとか、少しだけキロ区分をオーバーする場合なら、それより手前の運賃区分ぎりぎりまで乗車券を購入して、乗り越しした方が安くなります。

乗り越し精算はもとが短距離(営業キロ100kmまで)の乗車券なら差額を支払う計算のため、いったん降りないとこの手は使えませんが、長距離なら乗り越した部分の運賃を払えばよいのです。

また特定市内制度(○○市内という乗車券)のエリアのすぐ外でもこれは結構効果あります。たとえば大阪から松戸なら、松戸の一駅手前の金町までが「東京都区内」ですので、お得です。市川、吉祥寺、川口あたりも同様です。


18きっぷと飛行機を組み合わせる

これは私は実行したことはないのですが、本で読んで感心した利用法です。空港までと空港から先とでJRを使う場合、運賃の合計が2300円を超えることはよくあると思います。そういう場合も18きっぷを使えばいいですね。特に新千歳、関西、宮崎などのJR乗り入れ空港では元を取れる機会も多いでしょう。これらの路線は普通に乗車券を買えば加算運賃が適用されて結構高くなるのですが、18きっぷならそのまま乗れるので乗車距離があまり長くなくても元が取れるのです。


フェリーの活用

「鉄道に乗りに行く」ための交通手段として、フェリーも便利です。特に関西−四国・九州は夜行長距離便も多く、港へのアクセスも便利で、快適な大型船が就航している場合が多いです。また明石、瀬戸、しまなみの大橋と競争するためいろいろ割引プランもあります。最近はローソンなどのコンビニでも安いフェリー券を扱ってます。

青春18きっぷを使ってると、食堂車のある豪華列車にはなかなか縁がないものです。しかしフェリーなら数千円でレストランや風呂のある大型船に乗れます。また寝台に乗ってもそんなに高くないです。時間はかかりますが、横になって行けるので楽ですよ。エコノミーに優雅な旅ができます。

私の乗船経験のあるのは次の通りです。

大阪−松山(関西汽船別府航路)

松山観光港は伊予鉄道高浜駅から近く(バスもあるが十分歩ける)、伊予鉄道乗り潰しのアプローチに最適です。ホテルのようなきれいな船でした。発着時刻も手ごろ。

神戸−高松(加藤汽船)

神戸側の港は三宮から歩いて15分程度(有料で連絡バスあり)、高松側では無料バスがあります。夜行便もあります。深夜発の早朝着なので、睡眠時間はあまり取れませんが、そのかわり行動範囲は広がりそうです。おかげで琴電の乗り潰しは午前中で片付きました。青春18きっぷで関西−四国移動するときには姫路−岡山間が難所であるのは結構有名ですが、ここを避けて移動できると思えばフェリー代を出すのも安いものでは?

大阪−北九州(名門大洋フェリー)

新門司港はJR門司・小倉駅との間に無料バスがあります。大阪からフェリーで九州入りし、九州で青春18きっぷや島内独自の企画乗車券を使用するという手もありますね。また九州では高速バスを活用する手も。

室蘭−大洗(東日本フェリー)

新しい大型船で快適でしたが、現在は苫小牧−大洗航路と統合されたようです。

宇野−高松(数社が運行)

高松、宇野ともに駅から歩いて行けます。運賃も安くて本数も多く、バス感覚で乗れます。眺めもいいですよ。


スケジュールの立て方

「広く薄く」よりも「狭く濃く」、地域別に重点的に乗る方が効率いいです。とくに遠方は何度も出直すとお金も日数もかかりますから。

また、「日帰りで乗りに行くには早起きしないといけないが、泊まりがけで行くほど遠くもない」という線は夜行列車帰りに寄り道して片付けるのがいいです。夜行から4時頃降りて、待合室で6時頃まで待つこともありますが、早起きして乗りに行くよりは楽です。


終着駅からショートカット

盲腸線の終着駅から同じ道を引き返すのも芸がないということで、他の路線の駅が近ければ歩いたりバスに乗ったりしました。

新十津川−滝川

定番ですね。バスがありますし、歩けないこともないようです。北海道鉄道大学札幌分校内にある新十津川−滝川を歩くというレポートが参考になります。

是政−南多摩

十分歩けます。

阿下喜→伊勢治田

徒歩で30分くらい。伊勢治田は春にいくと桜がきれい。

伊予市→郡中港

目と鼻の先。

企救丘−志井公園

すぐ近くだということを、行ってみて初めて知りました。(笑)

津屋崎→福間

本数は少ないですがバスがあります。

枕崎→鹿児島

指宿枕崎線だとすごく時間がかかりますが、バスだとそんなに時間かからないんですよね。

西都城→志布志

志布志線代行バスですが、別に廃線跡めぐりというわけではなく、単に近道だから利用しました。


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