東京と大垣(岐阜県)を青春18きっぷの発売される時期を中心に1日1往復する臨時夜行快速列車です。乗り継ぐことで関西と関東の行き来もできます。快速列車でありながら特急用の電車が使われることで有名になりました。ここでは列車の概要について説明します。
快速列車(普通列車の一種)ですので、急行料金や特急料金は不要です。ただし全車指定席ですので指定券は必要です。青春18きっぷでも指定券を買えば利用できます。
2009年3月13日発までは毎日1往復(ピーク時には臨時を含めて2往復)していましたが、2009年3月14日からは臨時列車となり、毎日の運転ではなくなりました。
主に青春18きっぷシーズンを中心に年間120日程度運転されるとのことです。
189系というかつては特急として活躍した(今でも臨時特急として使われることもあります)車両が使われます。2009年3月13日発まで使用された373系車両よりは古いものの、快適性には遜色ありません。乗降ドアはデッキで分離されていますし、洗面所やトイレの設置も多く、すぐれた面もあります。
![[車両写真]](189.jpg)
堂々とした10両編成です。
![[一般座席写真]](183seat.jpg)
2人がけのリクライニングシートです。普通列車ということで、布のシートカバーは省略されています。ほとんどの車両にはテーブルはありますが、一部の車両にはありません。
快速列車ですので、特急券や急行券は不要なのですが、指定券が必要です。
予約は駅(またはJR券取り扱いの旅行会社)に行って指定券を買うことです。携帯電話などを使用したチケットレス化はまだ実施されていません。ただし電話予約やインターネット予約の場合は先に座席だけを押さえておいて券の引きとりは後でできます。(詳細は後述)
基本的には510円ですが、閑散期は310円になります。
閑散期とは1月16日〜2月末、6月、9月、11月1日〜12月20日の月〜木曜(祝日、祝日前日、振替休日を除く)ですが、おそらく閑散期にはほとんど運転されないと思われます。
全国のJR駅「みどりの窓口」や、および旅行会社で1ヵ月前の朝10時から発売開始です。(プッシュフォン予約やCyber Stationは11時から)最近は一部の券売機でも買えることがあります。初日以降はその窓口の営業時間内なら(席が残っていれば)いつでも購入できます。
「1ヶ月前」とは始発駅を出る日の1ヶ月前です。また前月に該当日がない日(31日とか)はその月の1日です。
お盆や年末年始の発売時期には、直接駅に行って並ぶのではなく、前もって申込書を出しておいて後で引き取りに行けばいい駅が多いです。この場合は当日の10時になれば受け付けた順で座席を確保してくれます。そのような方式で発売する駅では発売開始日の10時に事前の申し込みなしに直接買いに行っても、事前申込者の処理が終わるまで待たされることもありますから、前もって行きつけの窓口の販売方式を確認しておきましょう。時期が来ればポスターなどで告知されます。また日頃から発売日前に前もって申込書を預かってくれる駅や旅行代理店もあります。
この列車は夜行列車ですので運転日が2日にまたがります。ですから0時過ぎてから停まる駅から指定券購入の際は注意してください。
たとえば、ある月の9日に東京から発車する〔ムーンライトながら〕の場合、次のようになります。
| 乗車駅 | 指定券の日付 | 発売開始日 |
|---|---|---|
| 東京、品川、横浜 | 9日 | 前月9日 |
| 小田原以西 | 10日 | 前月9日 |
東京、品川、横浜から乗るなら9日の、小田原から乗るなら10日の指定券を買います。発売開始日は同じ日です。
購入時の注意点(上で説明したもの)は駅で買うときと同じですが、CYBER STATIONやプッシュフォンでの予約は1ヶ月前の11時からですので、すぐに売り切れるような多客期には駅で並ぶより一歩出遅れます。
全国から利用できますが、予約はCYBER STATION会員でないとできません。空席確認だけなら会員でなくても利用できますので、会員でない方は空席を確認したらプッシュフォン予約で押さえるとよいです。

これは誰でも利用できます。プッシュ契約の電話機でなくても、トーン信号が発信できれば使えます。上記の方法で空席を確認し、○や△だったら予約センターに電話をかけ、音声ガイダンスに従って、列車、乗車駅、降車駅、人数などを入力していきましょう。詳しい解説が「JRサイバーステーション」にあります。
予約コードは時刻編に掲載します。
クレジットカードを持っているJR東日本営業エリア在住の方にはこれが一番便利。予約した指定券の引き取りはJR東日本の駅でしかできませんが、会員登録は全国から可能です。またJR東日本エリア外の方でも帰りの分(下り)なら当日の23時までにJR東日本の駅で引き取ればいいので、知っておいて損はないです。最近は指定券を引き取れる自動券売機も増えてきたので非常にスムーズです。また予約の登録は1ヶ月と1週間前から可能で(実際に予約されるのは駅売り同様1ヶ月前10時から)、また発売開始後は空席の状況を見ながら予約ができます。

指定券をキャンセルしたら手数料(1枚につき320円)を差し引いた分が返金されます。(指定券が310円の時は席番をコンピューターに戻すだけ。返金がないだけで、10円余分に取られるわけではありません。)でも券が余ったら「たいして払い戻し額もない。」なんて言わないで、ちゃんとキャンセルしてくださいね。いつかあなたにもめぐり合わせがあるかもしれませんよ。(^^)
また他の指定券への変更なら1回に限り手数料がかからないので、払った指定料金が無駄になりません。そのとき発売中の指定席なら差額精算で何にでも変更することができます。日を改めて乗る場合や、新幹線に変える場合などは「変更」しましょう。
ひとりで何枚も指定席券を購入してゆっくり座ろうとしても無駄です。マナーに反するだけでなく、規則違反なので、車掌に席を没収されて席のない乗客に転売されても文句を言えません。
春、夏、冬の学生の休暇期間を中心に「青春18きっぷ」が発売されます。年齢制限はありませんし、もちろん〔ムーンライトながら〕にも利用できます。
詳しい情報は、時期が来ればJR各社の公式サイトに出ています。駅に行けばパンフレットやポスターもありますよ。
青春18きっぷを使う場合、出発駅(JR利用の場合、ムーンライトながらに乗車する駅ではなく、最初に利用するJR駅)から0時を過ぎて最初の停車駅(下りは小田原、上りは豊橋)までは別にきっぷを買い、小田原や豊橋から青春18きっぷを使用開始する(車内で車掌に青春18きっぷにスタンプを押してもらう。ほとんどの乗客がそうなので、車掌もわかっています。)ほうが得になることが多くなります。(ムーンライトながらに乗るのは東京、あるいは大垣、名古屋から乗ってかまいません。)ただしここでSuica、PASMOやTOICA、ICOCAなどICカードを使ってはいけません。そのまま青春18きっぷで行ってしまうとICカードに改札出場記録が残らないので、次に利用するときに困ったことになります。チャージしたぶんの消化などでどうしてもICカードを使いたい場合は早めに出発して小田原(下り)、豊橋(上り)までは別の列車で行っていったん改札を出てから改札を入りなおし、そこからムーンライトながらに乗車することになります。
たとえば東京から小田原までは1450円で、これは青春18きっぷ1日分より安く、こんな短距離のために青春18きっぷを1日分使ってしまうのはもったいないので、普通の乗車券を買ったほうがよいです。新宿からなら小田急で小田原まで行ってもいいですね。(そのほうがかなり安いです。)もちろんその日に朝からJRであちこちへ移動するというのなら、青春18きっぷを続けて使う方が得になります。どうしても余りそうなのがあるとか、また余りそうな人から安く譲ってもらったなら使ってもいいですが。(余ってしまうと1円の価値もなくなるので。)
上りの場合、京阪神方面からの乗り継ぎの場合は豊橋までかなりの距離があるので、青春18きっぷを続けて使う方が得になります。(近江長岡より西で、青春18きっぷ1回分の運賃を超えます。)名古屋付近からの出発なら豊橋までは別の乗車券を買い足して(名鉄で行ってもいいですが)乗るのがよいでしょう。