東京と大垣(岐阜県)を青春18きっぷの発売される時期を中心に1日1往復する臨時夜行快速列車です。乗り継ぐことで関西と関東の行き来もできます。快速列車でありながら特急用の電車が使われることで有名になりました。ここでは列車の概要について説明します。


〔ムーンライトながら〕はこんな列車

全車指定席の快速列車です

快速列車(普通列車の一種)ですので、急行料金や特急料金は不要です。ただし全車指定席ですので指定券は必要です。青春18きっぷでも指定券を買えば利用できます。

毎日運転されるわけではありません

2009年3月13日発までは毎日1往復(ピーク時には臨時を含めて2往復)していましたが、2009年3月14日からは臨時列車となり、毎日の運転ではなくなりました。


〔ムーンライトながら〕号の座席や設備について

使用される車両

185系という伊豆方面行き特急踊り子や高崎線、首都圏の通勤特急やホームライナーなどでおなじみの車両が使われます。

なお4号車と5号車の間には運転室があり、通り抜けの通路はありません。乗って扉が閉まってしまうとここを通り抜けることができないため、ホームの乗車位置の目標に従い余裕を持って並ぶことをおすすめします。

座席はすべてリクライニングシートです。


〔ムーンライトながら〕の予約(指定席券の買い方)

快速列車ですので、特急券や急行券は不要なのですが、指定券が必要です。

予約って

予約は駅(またはJR券取り扱いの旅行会社)に行って指定券を買うことです。携帯電話などを使用したチケットレス化はまだ実施されていません。

指定席の料金

基本的には520円ですが、閑散期は320円になります。

閑散期とは1月16日〜2月末、6月、9月、11月1日〜12月20日の月〜木曜(祝日、祝日前日、振替休日を除く)ですが、おそらく閑散期に運転されることはまずないと思われます。

指定券の発売開始日・発売場所

全国のJR駅「みどりの窓口」や、および旅行会社で1ヵ月前の朝10時から発売開始です。最近は一部の券売機でも買えることがあります。初日以降はその窓口の営業時間内なら(席が残っていれば)いつでも購入できます。

「1ヶ月前」とは始発駅を出る日の1ヶ月前です。また前月に該当日がない日(31日とか)はその月の1日です。

お盆や年末年始の発売時期には、直接駅に行って並ぶのではなく、前もって申込書を出しておいて後で引き取りに行けばいい駅が多いです。この場合は当日の10時になれば受け付けた順で座席を確保してくれます。そのような方式で発売する駅では発売開始日の10時に事前の申し込みなしに直接買いに行っても、事前申込者の処理が終わるまで待たされることもありますから、前もって行きつけの窓口の販売方式を確認しておきましょう。時期が来ればポスターなどで告知されます。また日頃から発売日前に前もって申込書を預かってくれる駅や旅行代理店もあります。

指定券の日付に注意

この列車は夜行列車ですので運転日が2日にまたがります。ですから0時過ぎてから停まる駅から指定券購入の際は注意してください。

たとえば、ある月の9日に東京から発車する〔ムーンライトながら〕の場合、次のようになります。

乗車駅指定券の日付発売開始日
東京、品川、横浜9日前月9日
小田原以西10日前月9日

東京、品川、横浜から乗るなら9日の、小田原から乗るなら10日の指定券を買います。発売開始日は同じ日です。

インターネットや電話による予約、空席案内

CYBER STATION(インターネット予約)

全国から利用できますが、予約はCYBER STATION会員でないとできません。空席確認だけなら会員でなくても利用できます。

プッシュフォン予約

以前は重宝したサービスですが2013年1月限りで廃止となりました。

えきねっと(JR東日本)

クレジットカードを持っているJR東日本営業エリア在住の方にはこれが一番便利。予約した指定券の引き取りはJR東日本の駅でしかできませんが、会員登録は全国から可能です。またJR東日本エリア外の方でも帰りの分(下り)なら当日の23時までにJR東日本の駅で引き取ればいいので、知っておいて損はないです。最近は指定券を引き取れる自動券売機も増えてきたので非常にスムーズです。また予約の登録は1ヶ月と1週間前から可能で(実際に予約されるのは駅売り同様1ヶ月前10時から)、また発売開始後は空席の状況を見ながら予約ができます。

変更・キャンセル

指定券をキャンセルしたら手数料(1枚につき330円)を差し引いた分が返金されます。

また他の指定券への変更なら1回に限り手数料がかからないので、払った指定料金が無駄になりません。そのとき発売中の指定席なら差額精算で何にでも変更することができます。日を改めて乗る場合や、新幹線に変える場合などは「変更」しましょう。

その他の注意点

ひとりで何枚も指定席券を購入してゆっくり座ろうとしても無駄です。マナーに反するだけでなく、規則違反なので、車掌に席を没収されて席のない乗客に転売されても文句を言えません。


〔ムーンライトながら〕と青春18きっぷ

青春18きっぷとは

春、夏、冬の学生の休暇期間を中心に「青春18きっぷ」が発売されます。年齢制限はありませんし、もちろん〔ムーンライトながら〕にも利用できます。

詳しい情報は、時期が来ればJR各社の公式サイトに出ています。駅に行けばパンフレットやポスターもありますよ。

青春18きっぷの活用

青春18きっぷを使う場合、出発駅(JR利用の場合、ムーンライトながらに乗車する駅ではなく、最初に利用するJR駅)から0時を過ぎて最初の停車駅(下りは小田原、上りは豊橋)までは別にきっぷを買い、小田原や豊橋から青春18きっぷを使用開始する(車内で車掌に青春18きっぷにスタンプを押してもらう。ほとんどの乗客がそうなので、車掌もわかっています。)ほうが得になることが多くなります。(ムーンライトながらに乗るのは東京、あるいは大垣、名古屋から乗ってかまいません。)ただしここでSuica、PASMOやTOICA、ICOCAなどICカードを使ってはいけません。そのまま青春18きっぷで行ってしまうとICカードに改札出場記録が残らないので、次に利用するときに困ったことになります。チャージしたぶんの消化などでどうしてもICカードを使いたい場合は早めに出発して小田原(下り)、豊橋(上り)までは別の列車で行っていったん改札を出てから改札を入りなおし、そこからムーンライトながらに乗車することになります。

たとえば東京から小田原までは1490円で、これは青春18きっぷ1日分より安く、こんな短距離のために青春18きっぷを1日分使ってしまうのはもったいないので、普通の乗車券を買ったほうがよいです。新宿からなら小田急で小田原まで行ってもいいですね。(そのほうがかなり安いです。)もちろん朝からJRであちこちへ移動するというのなら、青春18きっぷを続けて使う方が得になります。どうしても余りそうなのがあるとか、また余りそうな人から安く譲ってもらったなら使ってもいいですが。(余ってしまうと1円の価値もなくなるので。)

上りの場合、京阪神方面(それ以西も含めて)からの乗り継ぎの場合は豊橋までかなりの距離があるので、青春18きっぷを続けて使う方が得になります。(近江長岡より西で、青春18きっぷ1回分の運賃を超えます。)名古屋付近からの出発なら豊橋までは別の乗車券を買い足して(名鉄で行ってもいいですが)乗るのがよいでしょう。


ムーンライトながらガイド>基本編 http://hit.vis.ne.jp/nagara/basic.html
このサイトについて(連絡先等)